第6回 大学へ行け!


2005年 9月13日

 某ドラマ化されたマンガのセリフのようなタイトルにしてしまいましたが、本心です。
「少子化問題」が問題となり久しい今日ですが、先見の目を持って前々からこの問題を訴えていた方々にとっては最悪の展開になってきていると思います。

 団塊の世代が退職し、今まで以上に優秀な人材が求められると思われる今後の社会情勢の中。
企業としても、個人情報保護法の施行により派遣社員等よりも正社員を採用する道を選ぶようです。
(企業内の情報を外部に漏らさないため)


そして採用条件として、高卒よりも大卒。

 何故かというと、大卒が当たり前の時代になってきているからです。
少子化により1学年あたりの子供の数が減り、大学へ入学しやすくなっています。
だから大学生の質が落ちているものまた事実ですが、それを知らない企業は「大卒」という名目だけで採用してくれると思います。

 では、ちゃんとわかっている企業はどうでしょう?
さらに採用条件を一流大学に絞り込むと思います。
国民の大半が名前を知っているような大企業は、書類選考の時にまずそこを見るはずです。

 なぜ一流大学卒が企業に喜ばれるのかと言いますと、その企業にとって役に立つからです。
・社員教育をしても、覚えが早いのですぐ戦力になる。
・同じ事を教えても、理解の深さが違う。何のために教えられたのか、とすぐに役立てようとする。
・企業のために自分は何をやるべきなのか、と考える。
そんな人を採用したいと思うのは、どこの企業も同じだと思います。


 さて、反対に採用される側の話ですが、これが「少子化」の悪影響により危機的状況になってきている感があります。
少子化世代の子供たちが成長してきて、出生率が現在レベルまで落ち込んだ最初の世代の子供たちが、今ちょうど中学生くらいです。


いまだ「少子化」による恩恵しか被っていない子供たち。

 親の愛情を十二分に受けて育ってきたと言えば聞こえはいいですが、最近はどうも甘やかされて育っている子供が多いようです。
「友達と遊びに行ってくる」と言っては親から多額のお金をせびり、お菓子を食事代わりにし、ひどい時は家に帰らないで補導されそうになった、などという話を生徒から聞きます。
正直、常識を知らない子供に育て間違えていると思いますし、体格の方もジュース・お菓子の影響と思われる肥満型が多くなってきたと感じます。
1日にコーラを2本も3本も買って飲んでいる生徒もいますし、袋入りのアメ1袋を1日でなめきってしまう生徒も多数います。
こんな生活をしている生徒を見ると、太るどころか生活習慣病が低年齢化していくのにも妙に納得がいきます。
 事実、笠間中学校では運動部が例年通りの練習メニューをこなしているにもかかわらず、平成17年度の1年生には部活についてこられずに、休部や事実上帰宅部が暗黙の了解で認められている生徒が多いというのです。
話題になるからには1人や2人ではないと思います。


そして、そんな子供たちが20年後に日本を支えきれると思いますか?

 頼れる経済力がなくなった時にしたたかに切り抜ける精神力、そもそも経済力を失わないようにする推察力、経済力を建て直すための体力。どれも育っていないように思います。
日本経済の基盤は家庭経済ですから、生徒ひとりひとりを頼れる家庭の大黒柱に据えられる器に育てていくことが我々の使命であると思っています。


そして、今がその学ぶチャンスなのです!

 少し学ぶだけで、グンと何かが違ってくる。そんな千載一遇のチャンスは未だかつてありませんでした。
今までは全員が習っていたことを、自分だけが学習してくるのだから当然です。
まさに今が、「戦国時代」と言っても過言ではないのではないかと思います。
何もしない者は取り残され、自ら努力した者だけが勝ち上がる、そんな時代に変貌しつつあるのです。
もちろん知識は進学に役に立つだけではありません。新たな視点でものを見るのに役立ててくれるはずです。
国語ができれば、今まで以上にあらゆる事への理解力が上がるでしょう。
数学は他の教科よりも進学に役立ちます。
英語が得意だと、海外へと進出する(旅行も含め)きっかけになるかもしれません。
理科・社会の知識は教養として、自分が今、住んでいる世界の日常を広げ・深めることに役立ちます。
学校の勉強は社会に出て全く役に立たない、などということは絶対にありえないのです。

今からでも遅くありません!
努力して大学に行きましょう!