第1回 塾の指導形態とメリット・デメリット

2004年12月24日
「塾」とひとことに言いましても様々な学習指導形式があると思いますので、メリットとデメリットを考えつつ挙げていきたいと思います。

予備校型進学塾形式

「予備校」や「塾」と言って、大多数の方がまず想像するのがこの形式による指導形式ではないかと思います。 学校の授業もここに分類されるかと思います。 ベテラン講師が教壇に立ち、1つの教室で一斉に授業をします。

メリット

  • ベテラン講師に教わることができるので、短時間で要点を理解しやすい。
  • 一度に大人数を相手にすることができるので、月謝を安く保つことができる・・・はず。
     逆に言えば、この形式で一般的な個別指導塾より月謝が高い場合、「ボッタクリ塾」の可能性があります。
     ただし高くても成績を上げ続けているようなら企業努力はしていますから、大目に見てやってください。

    デメリット

  • 授業のペースは生徒が多くなればなるほど講師ペースである。
     (授業をわからない生徒がどれだけ出ようが、授業は進んでしまう)
  • 基本的に予習・復習のための時間は含まれないので、各自が他に時間をとってやらなければならない。


    個別指導塾形式

    近年増加傾向にある塾の指導形式です。 講師ひとりが2〜3名までの生徒を相手にし、「ひとりひとりに合わせた指導」を謳います。

    メリット

  • ひとりひとりに目が届くため、指導に融通が利きます。

    デメリット

  • 経営の面から言って、他の指導形式に比べて講師の人数を増やさないといけないために、人件費が増えるので月謝の設定が高額にならざるを得ない。
  • 講師の人数に増減が生じると、必ず講師の質に格差が生じる。
     だから「最近人気があるから」という理由での個別指導塾選びは絶対にしてはいけません!
     「人気のある先生」に教われない可能性が大です。


    家庭配信型教材形式

    進研ゼミさんはつらつさんが代表格でしょうか。 講師はおらず、直接家庭に教材のみが配信される指導形式です。地方新聞社が主催していることもあります。 場合によっては電話やFAX、インターネットなどによる質問や採点等を行うこともあります。

    メリット

  • 講師の人件費が不要な上、大量生産するため非常に安価である。
  • 「いつでもどこでも」学習が可能。

    デメリット

  • 各社ともに策を弄しているものの、ちゃんとできる人が非常に少ない。
     (「いつでもどこでも」が逆に徒になっているということ)
  • 全国共通のテキストのため、個別の学校や入試に最適な指導はまず不可能。


    家庭教師形式

    昔からありますし、大手協会がCMを放送しているので知名度は高いと思います。 近所の大学生からベテラン講師まで、1人の生徒に1人以上の講師が付き、生徒のペースでマンツーマンの指導を行います。

    メリット

  • 1対1の指導による濃厚な指導。
  • 「わからないところだけ」を教わることができる。
  • 講師が近所の人であったりすれば、より詳細なテスト情報・入試体験談等が聞ける可能性もある。

    デメリット

  • 1対1なので、どうしてもコストが高くなる。
  • 講師の質がバラバラで、実際に指導を受けるまでは相性が全くわからない。
  • 生徒ペースというのは、得てして授業速度より遅い。
  • 講師が自宅に来るという形は、様々な面で気を遣う。


    どうですか?
    メリット・デメリットを含め、満足のできる指導形式はありましたか?
    (私が「デメリット」と書いたものでも、あなたが納得できるものについてはあなたのデメリットではないはずです)
    これらは一応、大雑把な分類とお考えください。

    これらを踏まえて、次回は能動個別形式の説明をしたいと思います。
    次に書けるのは冬期講習明けかなぁ・・・